こんにちは〜、Egnathです。
さて、先日行った浩庵キャンプでは久しぶりに加圧式ランタンを持ち込みました。
Bialaddinという英国製のランタンです。
実は1年ほど前、ebayでNCNRで安く売られてるのを見て衝動的に落札(汗)。しかし連れ出すタイミングを逸し、そのまま放置プレーしてました。
改めて見ると真鍮をふんだんに使った男前な見た目がいいね!(←今さら)
今後tentipiの時には丁重に
1軍起用させていただきます。
おそらく1950年頃のものですが、見た感じはなかなかのコンディションです。
オリジナルからは若干改修されており…
もとのタンクの色はカーキ色でしたが、前(?)オーナーが塗装剥離して真鍮ポリッシュ仕様にしています。
…底面の剥離をしていないあたり、
ツメが甘い(笑)
日本では「Bialaddin」よりも、兄弟ブランドである「Vapalux」の方が有名かもしれません。
Vapaluxは今や韓国で生産されており、日本では偶然にもtentipiの輸入代理店ファロスが取り扱っています。
新品はなかなかお高いですね。。。
メンテを厭わなければ、ビンテージ品をお安く仕入れるのがおススメです。
で、見た目に騙され、浩庵にはノーメンテ、未点火なコイツを連れ出し、点火を試みたわけですが…
当然、燃焼具合が安定しません…ポンピングしてもすぐに暗くなります。おまけにどこからか燃料が漏れてくる始末(笑)
現地で簡易メンテを試みましたが、上手く行かなかったので自宅に持ち帰り、本格的にメンテに着手することにしました。
ほとんど誰得なマニアックネタなのでおヒマならどうぞ(笑)
加圧式ランタンのメンテナンス
加圧式ランタンって、絶好調だったのに急におかしくなったりします。
(使ったことはないですが)最新のコールマンのノーススターとかなら安定してるかもしれませんが、基本は油断ならないと思っておきましょう。
ディスるわけではないですが、他の方のブログ見てても、加圧式ランタンの源流である「ペトロマックス」系も手強いみたいですね。
これは激安(2000円)中華製のチャイナマックスですが、出撃先でよく調子悪くなります。ん、高級ペトロマックス と一緒にするなって(笑)
ということで一通りメンテは覚えておいた方がベター。
そして、できれば出撃前に
点灯チェックした方が安全です(←思いっきりやってない)
今回の症状は、
①ベポライザー周りからの燃料漏れ
②燃焼が続かない(すぐ暗くなる)
の2点。
タンクから吸い上げた燃料を気化する「ベポライザー」(真ん中の棒の部分)は消耗品で不調の原因になることが多いところです。
部品交換となると高くつくので(約6000円)、しげしげ眺めると…
あっ、
ワッシャーが(最初から)ない…
金属と金属の間に挟むゴムのワッシャー(パッキン)がありません。
これでは燃料が漏れるはずです。
Egnath家地下の秘密基地でお道具箱を漁ったところ、同サイズのコールマンのワッシャーが見つかったので装着し、
いざ、テスト燃焼!
まずアルコールでプレヒート。
バルブを開いたままポンピング!
シュコシュコシュコシュコ…
ボッ!
おー、点いた!………
ん、あれ、
あかん。
最初は調子良いですが、すぐ暗くなります。
ポンピングが足りないのかと思い、さらにポンピングを追加すると、突然、ボコボコと
異音!
ポンプハンドルが勝手にせり上がってきました。
あれ、空気が逆流しとる…
NRV(ノンリターンバルブ:逆止弁)
が壊れた〜!
つづきます。
…直してるのか、壊してるのか分からなくなってきた(笑)