こんにちは〜イグナスです。
今週末、久しぶりの出撃を予定しています。
紅葉キャンプ目的ですが、もう半年以上見ていない星空も見たいな。。。
そんな希望を込めながら、今回は自分で撮った写真で星座をハントする、
星座ハントシリーズ第3段「秋の星座編」をお送りします。
<過去記事>
2017/12/04
こんにちは〜、Egnath です。ナチュログ写真部合宿の興奮も冷めやらぬまま、この2週連続で自宅で過ごしてます。このところ仕事やら何やらで忙しく、ブログ更新もサボり気味。おまけに先週末「ゆめ牧」出撃を予定してましたが、仕事が片付かなかったため…
2018/05/16
こんにちは〜、Egnathです。GW後半に出撃した駒出池キャンプ場では、5/4に満天の星空を楽しむことができました。満月から4日後でしたが、月の出が午後10時半頃と遅かったことが幸いしましたね〜「月齢」に加え「月の出」「月の入」の時間も把握しとくと、感動の星…
準主役級が多い秋の星座
まず、国立天文台から借りてきた11月の星座表を使って、秋の夜空の様子を確認してみましょう。
10月も下旬を過ぎると、さそり座やいて座など夏を代表する星座が、日没後早く水平線の下に隠れるようになります。
代わって、北の空高くにカシオペヤ座が位置するようになり、秋の訪れを告げます。
星空写真を撮っている身としては、モヤモヤのある濃い天の川が見えなくなって、少し寂しい時期ですよね。
おまけに、1等星が競い合うように輝く冬とも違って、秋は明るい星が多くありません。
言ってみれば、秋の夜空は、
準主役級の星々(スター)の集まりとも言えるでしょう。
でも、台風や秋雨前線をかいくぐれば、奇跡のような星空に出くわすこともあるのが、秋の星空の特徴とも言えます。
エチオピア家の懲りない面々
いつものように、秋の星座をインターネットで調べてみると、次のような星座が出てきました。
・みなみのうお座
・やぎ座
・みずかめ座
・うお座
・くじら座
・ペルセウス座
・カシオペヤ座
・アンドロメダ座
・ケフェウス座
・ペガサス座
秋の星座といっても明確な定義があるわけではないですが、カシオペヤ座を除いて、なんともマイナーな面々(笑)
※カシオペヤ座は1年中見られる星座ですが、秋の星座に区分されることが多いです。
実際、手持ちの写真から秋の星座を探してみると、「みなみのうお座」から「くじら座」まで全滅。
コイツらって、秋の天の川からちょっと離れた南の空にいるから、カメラを向けないんだよね(汗)
その代わり、北側に出る星座はなんとかおさえてました。
昨年の写真部合宿で撮った写真です。
北西の空に立ち上る薄い天の川を中心に、その周辺に位置する秋の星座が写ってます。
実は、この写真に映る、ペルセウス座、カシオペヤ座、アンドロメダ座、ケフェウス座、ペガサス座は、全てギリシャ神話で語られるエチオピア王家にまつわる物語の星座です。
ちょっと長くなりますが、秋の星座を覚えやすくなるので話しちゃいます。
ギリシャ神話によると、むかーしむかし、古代エチオピアにケフェウスという王様がいました。
※はだかの王様じゃないよ
ケフェウスはとても立派な王様でしたが、その妃カシオペヤは高飛車な女で自慢してばかり。
※ちなみにカシオペヤとケフェウスの星座は、夫婦だけあって横並びに位置してます。
二人の間には女の子が生まれ、アンドロメダと名付けられます。
アンドロメダは、やがて超絶美少女に成長。
カシオペヤは娘が自慢でならず、同じく美貌で有名だった海神ポセイドンの孫娘ネレイドをつかまえて、お前よりウチの娘の方が美しいもんねっ!なんて、恐ろしいことを言ってしまいます(怖っ、モンペの走りですな)。
それを聞いたネレイドはカンカン。
ネレイドがポセイドンに告げ口したところ、孫娘を溺愛していたポセイドンも大激怒。
カシオペアを懲らしめようと、恐ろしい化けくじら(=くじら座)をエチオピアの海岸に遣わし、津波を起こさせたり、人々を襲わせたりして、エチオピアの人々を苦しめました(ポセイドンも大人気ないw)
ポセイドンは、怒りを静めたければ、アンドロメダを化けくじらの生贄に差し出すよう要求します。
ケフェウスは困りはてましたが、国民を守るため泣く泣くアンドロメダを海岸の岩に鎖で縛り付けます。
ところが、
そこにたまたま通りかかったのが英雄ペルセウス。
ペルセウスは、怪物メドゥーサを倒した冒険の帰りで、アゲアゲでした。
岩に縛られたアンドロメダに一目惚れした彼は、化けくじらを倒す代わりに、アンドロメダと結婚させろ、と弱味につけこんでケフェウスにねじ込みます(なかなかゲスな英雄)。
渋々ケフェウスは同意。
愛馬ペガサスに乗ったペルセウスは、メドゥーサの生首で化けくじらを大きな岩に変えて圧勝。
その後、娘を手放したくないケフェウスがペルセウスを騙そうとして一悶着あったり、キレたペルセウスがアンドロメダの婚約者を石に変えてしまったりと紆余曲折がありましたが、
最終的にアンドロメダを国に連れ帰り、子作りに励んだそうな。
そして、ペルセウスの子どもが興した国がペルシャ、現代のイランということになります。
大映ドラマ並みに濃い人々(神々)が織りなす奇想天外な神話ですが、そんな懲りない面々が北の空に集うのが秋の夜空。
星座の名前って忘れがちですが、こうやって覚えると忘れないかもしれない(笑)
冬の星座が助演賞
秋の星座に物足りない人には、10月に入ると、おうし座やオリオン座など冬の星座も東の空に現れてくるので、こちらに注目するのもオススメです。
毎年11月に、朝霧高原にある富士山YMCAでナチュログ写真部合宿を行なっていますが、この時期は冬の星座群が比較的低い位置にあります。
このため、かなり遅い時間帯にはなりますが、「富士山」とその上に浮かぶ「冬のダイヤモンド」を一緒に写真に収める絶好のチャンスだったりします。
※フルサイズ換算で15mmほどのレンズがあると写しやすいです。
ということで、10月の週末は今のところ雨天続きですが、今週末のお天気はどうなるのか。
奇跡の星空が見えることを祈ります(笑)
おしまい。