本栖湖デイカヌー三昧!!!

Egnath

2020年09月05日 11:25


さて、6月に進水式をして始まった我がカヌーライフ。

その後、ブログ更新をサボっていたが…





実はこっそり近隣スポットでカヌーイング三昧(笑)


新型コロナでキャンプ計画が建てにくい日々が続いているが、ならばサクッと日帰りカヌーを楽しむのもいい。

結局、8月は、

亀山湖1回
本栖湖4回

と、5週連続、怒涛のデイカヌー出撃をしてしまった(爆)


という訳で、カヌーネタが溜まっているので、オムニバス形式でお届けする。



ついに上達!アリー組み立て


進水式でチョー手こずったアリー組み立て。

記事でもネタにしたが、あの日の写真のタイムスタンプを確認すると…


組み立て総時間1時間37分(爆)
※しかもほぼ2人がかり



こんな激ムズなアリーを今後まともに運用できるのかと非常に心配になったが…

人間、慣れればなんとかなるもの。

気がつけば、ひとりで30分台で組み立てられるようになってしまった!!w


コツを掴んだのかと言われれば、自分でもよく分からない。


ただアリーの中に乗り込んで、両手両足をフルに使って組み立てるといいようだ。


アリーは、スキンと呼ばれる船体布に、ガンネルとステムを取り付けた後、ロッドと呼ばれる縦のフレームと、クロスリブと呼ばれる横のフレームを組んで完成する(→組立マニュアル


しかし、このクロスリブの組み付けが初心者にはやたら難しい。


僕がやってる方法は、スキン内にロッドをはめた後、

①クロスリブの両クリップをガンネル(船縁)にはめて足で踏んで仮固定し、

②各ロッドがクロスリブの所定の位置に収まるよう両手で調整しながら、クロスリブを足で押し込み、

③最後にトンカチを使って叩き込んでいく、

という方法。

こんなことを書いても、ここを読んでくれてる大部分の読者には何のことやら分からないだろうが、アリー組み立てに悩む同志のために書いておく(笑)

例のドイツ人のように素手で組み立ては無理だが、これで仲間に迷惑をかけず、運用する目処が立った。



ただ欲を言えば、私のアリーは旧型だが、現行型に採用された取り付け簡単なシートが欲しい。

あれが有ればさらに5分は短縮できる。

国内代理店ファロスインターナショナルのホームページを見ると、現行型シートは脚フレームと合わせて1脚1.6万円也〜

前後で3万超か。。。高いっ!


金払って楽したい気持ちもあるが。。。
組んだ後にシート取り付けるの手間なんだよね。

うーん、悩ましい。。。



本栖湖サイコー!


てなわけで、8月に入ってからは、第1週に千葉の亀山湖に行って以来、4週連続で本栖湖デイカヌー。


亀山湖にて娘とデュオカヌー♪

亀山湖のアドベンチャー感も良かったが、自宅から1.5時間の距離で行ける手軽さから、すっかり本栖湖贔屓になってしまった。


本栖湖贔屓は僕だけではない。

今シーズン次々とカヤックデビューしたナチュログ写真部の漕艇課メンバーも頻繁に本栖湖に出没。



必然的に現地で顔を合わせることが多くなった。


特に同時期に6週連続で本栖湖に出撃した「あの男」とは、毎週顔を合わせることに(爆)




本栖湖の何がいいかって、自宅から至近なことに加えて、積極的にドボンしたくなるこの透明度!

関東地方の湖で一番透明度が高いらしい。

カヌーを始める前は、岸辺でバチャバチャしていただけなので「ああ、綺麗だな」ぐらいだったが、岸から離れるととさらに透明度が上がって感動する。


おかげで水遊び大好きな子ども達に大好評。
ラブラドール犬のように水に飛び込んでいく(笑)

キャンプだと反応がイマイチだが、カヌーと言うと、積極的についてきてくれるようになった。



もちろん、景色の良さは言うまでもない。


湖上でみる富士山は陸からとは一味違う。



特に早朝の静寂の時間帯でのカヌーイングは、つくづくカヌーを始めて良かったと思う瞬間である。



ただこの本栖湖、注意点が一つ。

午後になると富士山側から風が吹くことが多いため、北西岸にある浩庵キャンプ場あたりから反対側に行こうとすると、エライ難儀をすることになる。

実はこの失敗、お盆にブログ友達のへりさんが浩庵キャンプ場にいたときにやらかした。


湖上でたまたま出会した、同じくブログ友達のminiぱぱさん ファミリーと一緒に浩庵キャンプ場に行ったところ、帰れなくなってしまったのだ。

行きは順調だったが、帰りは向かい風と波に阻まれ、何と3時間コース。

漕いでも漕いでも前に進まない。

入江で休憩を入れたりしながら、息子と2人でくたくたになるまで漕いだが、これはキツかった(汗)

知識として本栖湖は午後から風が強くなること自体は知っていたのに、軽率な判断だったと後で反省。

本栖湖の午後カヌーは避けた方がいい。

ついつい調子に乗ってしまいがちな自分にはいいクスリとなった(笑)。




ついでにアリー改造!


そんなプチ遭難事件も乗り越え、カヌーにどっぷりハマった夏だったが、アリーを改造することにした。

改造と言っても、旧型のアリーのフレームの一部を現行型に入れ替えるだけ。

ただ旧型販売時の代理店と今の代理店は変わっており、現在のファロスインターナショナルの説明では、現行部品が旧型で使えるかは未確認とのこと。

つまり、自己責任での改造となる。


ウェブでも情報が少なく、しばらく悩んだが、部品表の諸元や手持ちのフレームサイズを測って検討した結果、使えると判断して清水ジャンプ!


買ったのは「Inner chine rod」(品番1506)という部品。クロスリブを固定するためのロッドである。


上が旧型、下が現行型

旧型との違いは、現行型にはロック機能があり、クロスリブが不用意に外れることがないこと。見てのとおり、旧型はクロスリブをクリップに嵌め込むだけなので何とも心許ない。

実際、漕ぎ終わった後に振り返ったら、船尾のクロスリブの一部が緩んでいたこともあった!(怖っ)



到着した現行型部品を旧型と比較すると、ロッド間を繋ぐボルトが短いため、旧型のステム(船首、船尾パーツ)に嵌めることができない。

そこで旧型と同じM5の30mmサイズのボルトをホムセンで買ってきて交換。

ロッド自体の長さは1センチほど新型が短いが、アナログなアリーでは、その程度は問題ない。



実際その後、本栖湖で試してみたが、問題なく組み立てることが出来た。漕いだ後もクロスリブが緩むこともなく、プチ改造は大成功。



私のアリーは見た目はキレイだが、1990年ごろ製造の30年物。気に入っているが、今後のメンテナンスには不安があった。

しかし、ちょっと工夫すれば、現行部品が旧型でも使えることが分かったので、一安心。



アリーは1970年代に開発され、ほとんど基本設計を変えないまま今にいたる。

組み立てが大変だったり、慣れるまで真っ直ぐ進むことすら難しかったりして、けっして万人向けではない。

すぐに手放す人が多いのはそのせいだろう。

しかし、メーカーのBergansは部品一つから販売してており、ユーザー次第で長く乗ることも可能だ。


僕も漸く手間のかかるコイツが少しだけ分かってきた気がする。メンテナンスしながら、芥子色号と長く付き合っていけたらいいな。


おしまい。










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