こんにちは〜、Egnathです。

さて、２月に出撃した「森まき」で、星景（星空）写真に初トライし、その面白さに目覚めてしまった私。

こいぬ座を見つけられず、「冬の大三角」を撮り漏らすというお笑いな失敗をしたものの、腕を磨いてもっと良い写真を撮りたくなりました。

そして、やってみると、満天の「星空」と「景色」の両方を写すために、広角レンズがあると便利だなと思いました。

私のメインカメラは、マイクロフォーサーズ（M4/3）規格のパナソニックのミラーレス一眼です。

元々は、写真を撮るだけでなく、子どもの成長をビデオで記録したいと思って、動画にも強いM4/3を数年前に購入しました。

※ご参考までに、一眼動画なら家庭用ビデオとは全く違う動画が撮れます。
参考記事: 2017/02/24 「レンズ沼」最下段の動画

パナソニックやオリンパスが採用するM4/3規格は、センサーサイズの関係でレンズの焦点距離がフルサイズ機の２倍になります。

つまり、手持ちのレンズでもっとも広角のSUMILUX15mmは、フルサイズでは30mmのレンズに当たります。

スナップ写真では非常に使いやすいのですが、被写体との距離が取れない場合は、もう少し広い画角が欲しくなります。

ということで、「勉強のため（笑）」M4/3の広角レンズにどんなものがあるか調べてみました。

選択肢が増えたM4/3広角レンズ群

M4/3は暗所でノイズが乗りやすいので、調べるにあたって、12ミリよりも広角でF2.8よりも明るいレンズをピックアップしてみました。

【ズームレンズ】
オリンパス 7-14mm F2.8 PRO
パナソニック 12-35mm F2.8 X Lens
オリンパス 12-40mm F2.8 PRO

【単焦点レンズ】
コーワ PROMINAR 8.5mm F2.8
サムヤン 10mm F2.8
フォクトレンダー NOKTON 10.5mm F0.95
パナソニック LEICA SUMMILUX 12mm F1.4
コーワ PROMINAR 12mm F1.8
オリンパス 12mm F2.0
サムヤン 12mm F2.0
※焦点距離の短い順

M4/3は、しばらく前まで広角側の選択肢に乏しかった印象がありましたが、いつの間にかこんなに増えてるんですね。


で、まずズームレンズです。

フルサイズで言うと、王道の24-70mm/F2.8に当たる、12mmスタートのF2.8通しレンズがパナソニックとオリンパスから出ています。

（出所）パナソニック

汎用性で選ぶなら、まずこれでしょう。
特にパナの24-70mmは、ずっと欲しかったレンズで、アマゾンの「あとで買う」カートに入れっぱなしです（笑）

もう少し明るいとすぐに飛びつくんですけど、なかなか踏ん切りがつきません。

昔、「マイクロフォーサーズ」規格ができる前の「フォーサーズ」規格の時に、オリンパスがF2.0通しのズームレンズを作っていたので密かに期待してたんですけど、オリ、パナともM4/3の最上位ズームレンズをF2.8通しで設定してきたので、もう可能性はないのでしょうね。残念。

でも思い切るなら今が良いタイミングかも知れません。


さらに広角だとオリンパスの7-14m F2.8 PROという、とても魅力的なレンズがあります。


（出所）オリンパス

しかし、お値段が二桁万円台！

M4/3規格の良いところとして、フルサイズと比べるとレンズが安く、レンズ沼を楽しめる？点がありますが、それでもこれ一つで、かなーり良い幕が買えちゃいますね（汗）


後ろ髪を引かれつつ、単焦点レンズに目を向けると、ピンと来たのはこの２つ。

サムヤン 10mm F2.8
コーワ PROMINAR 8.5mm F2.8

サムヤン、コーワともマニュアルレンズですが、本気で一眼動画を撮るときはどっちみちマニュアル操作が基本ですので気になりません。

星景もマニュアルですしね。


で、まずサムヤン。
韓国のレンズメーカーで、動画カメラ界ではコストパフォーマンスが良いレンズとして有名です。

（出所）サムヤン

日本ではあまり知られていませんが、ここの35mm F1.4は、その３倍の値段がするZEISSのレンズよりも写りが良いと海外のカメラ雑誌でレビューされ、一時期、話題騒然となりました。

10mm/F2.8は、日本では実売５万円ぐらいで売ってます。
先日も有楽町のビックカメラで売っているのを見かけて思わず手が出そうになりましたが、ぐっと堪えました（笑）

検索すると、これで星景写真を撮る人が結構いるようですね。
使ったことがないので何とも言えないですが、気になるレンズです。
ちなみにM4/3以外のマウントにも対応しています。


もう一つはコーワのプロミナー。

「キャベジン」で有名なコーワは一般には製薬企業のイメージでしょうが、光学機器メーカーとしても定評があります。

（出所）コーワ

バードウォッチングの世界では、「プロミナー」の名を冠したデジスコや双眼鏡を作る有名ブランドであり、70年代に撤退してしまいましたが、かつては、コンシューマー向けのカメラも作っていました。

ところが、２年ほど前に「プロミナー」の名前を付けたM4/3規格専用の個性的なレンズシリーズ（8.5mm、12mm、25mm）を突然発売。結構、話題になりました。

PROMINAR 8.5mmの特徴は光学だけで、徹底的に歪曲収差（ディストーション）を補正していることです。

よく分からんという方は、百聞は一見にしかず、サンプル写真を見てください。
広大な画角にも関わらず、柱が見事に真っ直ぐです。

（出所）コーワ

もっとも星空だとあまりこの辺りは気になりませんし、最近はカメラが電子的に補正してしまったりするのでメリットになりにくいですが、金属とガラスに弱い「男のロマン」ということで、惹かれます（笑）


うーむ、どうしようと思って約一ヶ月。



ポチッてしまいました（笑）



続きます。