木製ポールの作成(の構想中)と影練

Egnath

2017年01月20日 08:22



こんにちは〜、Egnathです。

「水準器作戦」がそこそこ目処が立ったので、それを生かして新たなDIYに取り組んでみたいと思います。

ちなみに前回の記事で作りかけていたブツは設計が甘く、新たなやり方を考えるハメになってしまいました。頓挫するにしても、いつかこのブログで紹介したいと思います。

さて、そもそもこの水準器作戦を考え始めたきっかけは、木製タープポールを作りたかったためです。

既製品としては、Roost Outdoorsさんが販売しているほか、かつてロゴスさんが30周年記念商品として木製ポールを限定販売していました。


*Roost Outdoorsさんより画像をお借りしました。

オサレな木製タープポールは、DIY対象として人気のようで、ナチュログでも作られる方がちらほらおられます。

ただ多くの場合、その構造はステンレス管で丸棒を繋ぎ合わせるというもので、ステンレス管に合わせて丸棒を削り込むという作業が必要になってきます。

実践された方のブログをみると、この作業がかなり大変らしく、タモ材なんかでやった日には、想像するだけで心が折れそうです(笑)

ということで、この作業を回避するため、

①ハンガーボルトと鬼目ナットを使って丸棒を繋ぐ
②そのためには精度の高い穴開けが必須
③形状の制限があるため、ドリルスタンドでは対応不可
④高価な木工旋盤ならイケるが、「家庭内争議」に発展することが容易に想像
⑤なんとか手持ちドリルで精度を出す方法はないか

という論理的思考を辿り、水準器作戦を思いついた次第ですw


こいつが「ハンガーボルト」です。

ちなみに作りたいのは、90センチ×2の180センチの補助ポールです。ミネルバのオーニングの跳ね上げに使う予定です。

まあ、機械に頼らず、円柱のど真ん中に穴開けする時点で、私には「無理目」な作業ですが、丸棒1本につき、両端2箇所を穴開けすれば、どっちか片方は使えるんじゃないの、という甘い考えです。

とはいえ、いきなりブッツケでは失敗する気がするので、昨夜、練習も兼ねていくつか実験しました。

最初にドリリングの「影練」として「鍋敷き」をサクッと作ってみました。

材料はSPFの端材です。
まず同じ長さに切り揃えます。
ちなみに私はノコギリの精度を出すためソーガイドを使ってます。これなしでは、真っ直ぐ切れませんw



ドリルで穴を開けます。
小さい穴から開けていったら何本か少しブレました。最初から必要なサイズで穴開けした方がよさそうです。
ひとつ学習。


そして、やすりで角を整え、簡易汚れ防止に食用ウォルナットオイルを塗り、革紐で止めて完成。

ウォルナットオイルはオリーブ油と違って乾性なので、ベタつきません。食用なので木製食器とかククサのお手入れによいと思います。
私はオピネルの手入にも使ってます。ステーキ焼くにも良いです(笑)



畳むとなかなか可愛い感じ。


次に難易度を上げて、ediさんのコメントにあった、天板にロープを通す方式のロールトップテーブルが、水準器作戦で実行可能か検証してみました。
ediさんのための実験です(強調)

実験材料は幅45ミリ、厚み14ミリの杉材です。これに横から3.5ミリのドリルで穴を開けます。
ちなみに3.5ミリのドリルビットの長さは50ミリぐらいでしたので、天板の幅はこれが限界です。


そして作業完了。
こっちがドリルの入口


で、こっちが出口


表裏とも、けがいとけばズレが分かりやすかったですね。
1、2ミリ程度縦にブレたかな。でもなかなかの精度です♪
大分コツが分かりました。

週末、木製タープポール作っちゃうぞ。





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