木製タープポールの作成

Egnath

2017年01月25日 08:21


こんにちは〜、Egnathです。

我が家は12月からNO CAMPが続いてましたが、今週末、「天気が良ければ」家族で出撃予定です。

そこで皆さんにご相談です。
少しでも暖かそうな千葉房総あたりを考えてますが、それに限らず、もし千葉方面でオススメがあれば教えていただけると有難いです。

なんせキャンプ始めてから、私「道志の森」しか行ったことないもので(笑)










こんなことにならないよう防寒バッチリで行きたいと思いますw

映画「シャイニング」より

***
さて、本題の木製タープポールですが、週末と平日の夜を使ってなんとか完成しました。

材料は以下の通り。大きなホームセンターなら、どれも入手できると思います。

①丸棒(メンピサン)直径24mm×900mm 4本
②ハンガーボルトM6 40ミリ 2本
③ハンガーボルトM6 60ミリ 2本
④鬼目ナットM6 20ミリ 2個
⑤家具脚 保護キャップ

使用目的がミネルバのサイドフラップの跳ね上げなど、補助ポールになるので、細めの丸棒をチョイスしてます。
90センチの丸棒を2本繋いで180センチのポールになります。

ここで注意点。
ホームセンターで買った丸棒は「メンピサン」という樹種の無垢材でした。調べたところ、メンピサンは加工性の優れた硬木だとのことですが、バラツキが大きいように思います。
※木材図鑑
https://www.fuchu.or.jp/~kagu/mokuzai/128.htm

実は今回、私はちゃんと作成できるか確信がなかったので、最初にお試しで丸棒を2本買い、1本作成した後に2本追加購入しました。しかし、最初に買ったセットと後から買ったセットでは、色や重さが全く違います。

トライされる場合は、なるべく色の揃った重いもの(=木目がつまった硬い木)を選ぶとよいと思います。また180センチの丸棒を90センチに切って作った方が良いでしょう。その方が色が揃います。

えっ、なぜ180センチのモノを買わなかったのかって?
だって、ノコギリ苦手なんです
木工やるのに致命的ですね(笑)

その辺りに気をつければ、満足の行くモノが作れます。しかもポール1本あたり2000円に行かないぐらいの材料費ですので、ソコソコ経済的です!
おかげでメインポールも作りたくなりました(笑)

作業工程が気になる方はこちら(長いです)

作業工程
最初に、穴あけの前に慎重に罫書いて中心点を探します。ここがズレてると水準器作戦の意味がありません。
子どもの三角定規を借り、円の中に四角を書き、対角線を繋いだら中心点です。

次に、ハンガーボルトの下穴を空けます。下穴のサイズは木材の硬さによって異なりますが、普通はネジのサイズからマイナス1〜2ミリが良いと言われます。
私は5ミリのドリルを選択しました。

前の記事でご紹介のとおり、丸棒をバイスに固定してiPhoneの無料アプリで垂直を取った後、ドリルに取り付けた水準器を頼りに掘り進めます。

4本の丸棒の片側4箇所の木口に5ミリの穴を空けますが、掘った穴が他の丸棒と繋がる継手のボルトになるか、ポール天辺のガイロープを引っ掛けるボルトになるかは、鬼目ナットをつけた丸棒とのフィッティング次第です。なので、どちらでも対応できるように30ミリ程度の深さまでドリリングします。

5ミリの穴空けが終了したら、今度は「穴が中心からずれてしまった(と思う)丸棒」を2本ピックアップし、その反対側に鬼目ナットの下穴を空けます。

なぜこんなことをするかというと、今回の設計では鬼目ナットの付いた丸棒を上部側のポールにしていますが、ガイロープを引っ掛けるボルトには精度が必要ないからです。もちろん4本とも完璧に中心であれば、どれを選んでも構いません。

ワタシノニホンゴワカリマスカ?
説明下手ですみませんw

上から部品の構成を字で示すと次の通りです。
(上部ポール)60ミリハンガーボルトー丸棒ー鬼目ナット
(下部ポール)40ミリハンガーボルトー丸棒ー保護キャップ

鬼目ナットの下穴は9ミリで空けました。

ここでいきなり木工クイズ。
鬼目ナットをつけた丸棒をポールの上部側にするのも理由があるのですが、分かります?
答えの分かった方は急いでコメント欄へ(笑)

さて穴が空いたところで、5ミリの穴に「ダブルナット方式」でハンガーボルトをねじ込みます。ガイロープを引っ掛けるポール側は60ミリ、継手側は40ミリのハンガーボルトです。

9ミリの穴の方には六角レンチを使って鬼目ナットをねじ込みます。

繋いでみて、継ぎ目の段差が大きかったら、やり直しです。丸棒をひっくり返せば、穴を空けてない方で再トライできます。

私は1勝1敗でした(笑)

失敗した穴は石突きがわりの保護キャップをして地面側にしますので問題ありません。気になる方は木工パテやダボで穴を塞ぐと良いです。

ハンガーボルトや鬼目ナットをねじ込む際にもずれてしまうので、なかなかピッタリとは来ません。
程良いところで妥協するのが吉です。少々の段差はヤスリがけで均せば、写真のようにキレイにツライチになります。

*写真でも木肌が揃ってないのが分かりますね、手を抜いて失敗した…

納得できる程度におさまったら、ハンガーボルト、鬼目ナットを1度外し、緩みどめに木工ボンドをつけて再度ねじ込みます。

その際、上部のポールのハンガーボルト周りについては、摩擦で幕を傷めないようヤスリで木の角を落としとくとよいです。

最後に、私もまだ未着手ですが、風雨に曝されるものなのでニス等を塗ることをお勧めします。


ということで、最後まで長文お付き合いいただき、ありがとうございました。

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