青木湖で、カヌーイストに俺はなる! 〜青木荘キャンプ場 前編

Egnath

2019年10月04日 08:23



カヤックではなく、

あえて「カヌー」と呼ぼう。


9月21日(土)〜23日(月)の3連休、長野県の青木荘キャンプ場に出撃してきた。ナチュログ写真部メンバーと「カヌーキャンプ」を楽しむためである。


実は10代の頃、伝説級カヌーイストの野田知佑氏に傾倒していた。名著「ユーコン漂流」「北極海へ」など、野田氏のカヌー旅行記を読み漁り、異国の雄大な景色に想いを馳せた。

『ひかる風。はねる魚。信じるに足る愛犬ガク。カヌーに満ちるウイスキー。これ以上、なにが必要だと言うのか―苦しく辛い極北の地での心あたたかき人々との邂逅。そして別れ。めざせ、カナダの原野からアラスカのベーリング海まで。自由と思索の川旅3000キロ。さあ、征け。ただ独り、征け。』(「ユーコン漂流」より)

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Adventures From The Roadさん(@therollingvan)がシェアした投稿 - 2017年10月月12日午後2時45分PDT



いつかは「マイカヌー」を手に入れ、こんな絶景の中で住所不定の一人旅をしてみたい。。。


そう思いながら、あれから15年ほど経ってしまったが、キャンプにどハマりしているのも、若い頃の記憶が確実に関係している気がする。


ということで、2年ほど前からカヌー持ちのtaku-cさんにお願い(丸投げともいう)していたのだが、念願叶って「カヌーキャンプ」を企画してくれた。


参加者は、幹事のtaku-c家、同じくカヌー持ちのハチママ家、SUPで今年パドルデビューしたayaty家、そして、ズブの素人組のK家、ediさん、イグナス家。

蓋を開けてみると、6家族20名の大グルキャンに発展(笑)




設営!


青木荘キャンプ場のある青木湖は、長野県北部の安曇野の先にある。

我が家からは中央道〜長野道で3時間半。
連休だが、台風が近づいていることもあってか、渋滞もほとんどなく10時半頃に現着。

ちなみに青木湖には、「青木湖キャンプ場」「青木荘キャンプ場」「青木荘キャンプ村」など似たような名前のキャンプ場が固まって存在するのでややこしい。

実際、少し迷ってしまい、ビリから2番目の到着になった。ビリは青木湖の随分手前にある「木崎湖キャンプ場」に迷い込んだediさん(爆)



今回の我が家の宿はテンティピ。
雨予報だったのでTC幕を張るのを躊躇したが、選択肢がない。




なお、Kさんにサイトシミュレートしてもらうと、区画が狭い青木荘に「バルホール」は無理だった(爆)



焚き火したいというリクエストが多かったので、ビジョンピークスのTCレクタタープを持ち込み、カヤードと合わせて、インとアウトの「ダブルリビング」にしてみた。


カヤードが快適過ぎて、このTCレクタを張るのは2年ぶり2回目。気温が低めで虫の不意の闖入もなく、久々の解放感がとても良い。

ヒマラヤセールを狙えば1万ちょっとで買える格安TCタープ 。使わないので一時は売ってしまおうかと思ったが、今後ちゃんと使おう(笑)



大人達が設営してる間に子ども達は桟橋に繋がれたイカダに乗って大はしゃぎ。

このイカダ、子ども数人が乗るとすぐに沈んでしまう不安定な代物で、次々と子ども達が湖に「ドボン」


ウチの娘も到着30分後、洋服のまま「 ドボン 」。このペースでドボンされると着替えがなくなってしまう(笑)



12時過ぎ頃、ようやく皆設営完了。
小雨が時折パラつくなか、お腹が空いたので昼食。

別に申し合わせたわけではない。しかし、皆、なぜか思い思いの冷凍ピザを持ち込んでいた。


そして「 働け〜! 」とばかりに、

ピザ焼き職人に大量のピザを「下町ロケスト」で焼いてもらう。


お会いするのは2回目のayatyさんのイケメン旦那さまは、流石に遠慮したのか手持ちのBush Craftたき火フライパンを使用。


ピザ焼き職人に負けない手慣れた手つきで美味しそうなピザを焼き、家族に振る舞っていた。


ちなみにtakuさんもフライパンでピザ焼きに挑戦していたが、takuさんがやると、溶接作業に見えるのは何故?




初出航!


さて、若干肌寒いなか、タープ下でまったりし始めた「ナチュログ写真部漕艇課」。


「このまま宴会突入でいいんじゃね」的雰囲気を察したのか、鬼のtaku教官に促され、15時過ぎからようやく水着に着替えることに。


ライフジャケットの装着までお世話になって、いよいよ初航海。


愛犬ガクの代りにKさんを乗せ、ハチママ家のカヌーで出発!

野田氏のカヌー旅行記で鍛えたイメージトレーニングが効いたのか、息ピッタリのパドル捌きでスイスイ湖上散歩。


「うーん、最高!」

「気持ちいいーー!」


40過ぎのおっさん二人の会話と思えないほど語彙に乏しい稚拙な表現だが、全てが初体験。

言語機能をオフにして、五感全開のフルマインドで自由にカヌーイング。それが楽しい。


何でもない木の下をくぐるだけでも冒険気分。

ユーコンなんて行かなくたって十分楽しめる。


青木湖は曇りながらも噂どおりの透明度だった。防水カメラケースに入れたiPhoneで雑に撮ったものだが、「青木湖ブルー」分かるだろうか。


やがて同時に出艇したedi&6さんチームと、SUPに乗ったtakuさん&キャントモシンチームと落ち合い、記念写真。


高くて奥さんの了承が得られないので買えないけど、カヌーがとても欲しくなってしまった。。。



Kさんは湖上で早々と購入宣言してたけど(笑)




宴会!


初日の夜はtakuさんの提案で、カレーを皆で作ることに。

我が家は買い出し担当となり、自宅近くの高級スーパー「OKストア」で6家族分の食材をまとめて購入。

小さい子ども達でも噛み切れるように、お肉に「しゃぶしゃぶ肉」を奢ったが、食材費はたったの3000円。

大人200円、子ども100円という超リーズナブルな夜食になった(笑)


大人と子どもが一緒にカレーを食べると、必ず勃発するのは「カレールー問題」。

子どもに合わせると、大人にはパンチが足らず、大人に合わせると辛過ぎて子どもが食べられない…

そんな我が家のイチオシはS&Bの「ゴールデンカレー」。甘口でもスパイスの風味が十分感じられる逸品だ。

ちなみに、初めて我が家で作ったとき、何も知らず食べた私が「美味い!」と声に出してしまうほど。


当日は就学前の子ども達もいるので、より甘口のハウス「バーモントカレー」とのハーフ&ハーフで作ったが、大人も子どもも楽しめるカレーになったように思う。


何よりもパドルスポーツで冷えた身体に、カレーは抜群の相性(笑)

かなり余る想定だったが、子ども達がたくさん食べたため、あっという間に完食。



カレーを平らげた後は、宴会全開モードに。

あちこちのレポートで既に取り上げられているが、ナイツの漫才並みにオチを引っ張り続けるediさんの話に腹が痛くなるほど笑った。。。


ということで、記憶も定かでないほどお酒を飲んで盛り上がり(カヌーに満ちるウィスキーは無かったけれど)、初カヌーキャンプの夜は更けていくのであった。



つづく

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